東海学園大学
健康栄養プラザ

新皇冠体育_新皇冠体育app@5年度本コース講座 第一回 新皇冠体育_新皇冠体育app@5年6月24日(土)

“軟らかく飲み込みやすい料理を知ろう ~高齢期もはつらつ元気に~”

 新皇冠体育_新皇冠体育app@5年6月24日(土)に、新皇冠体育_新皇冠体育app@5年度健康栄養プラザ 本コース第1回講座「軟らかく、飲み込みやすい食事づくり~高齢期も はつらつ元気に~」をテーマに、講義と調理実習を開催しました。20名の参加者が集まり、大変にぎやかな講座となりました。今回の講師は徳永 佐枝子 教授で高齢者の食事の問題点と対策に関してレクチャーをしていただきました。

 はじめに徳永先生からの講義がありました。

 高齢になり嚥下する力が衰えるとともにエネルギーやたんぱく質、ミネラル等の栄養素が不足するようになるため、市販の栄養補助食品や既製品の食材を用いて効率よく必要な栄養素の補給を考える必要性について説明がありました。また、講義と並行して3種類のとろみ剤をお茶とオレンジジュースに添加して実際にとろみの状態を体験してもらいました。これまで、嚥下力が衰えた高齢者にとろみが付いた食事を提供することが有効であると知っていても、とろみ剤の種類による状態の違いは未知の参加者が多く、「大変勉強になった」というコメントがありました。

 講義の後、“軟らかく、飲み込みやすい食事のレシピ”を教えていただきました。メニューは、軟飯を使ったケチャップライス、しっとり感のあるロールサンド、豆腐ハンバーグ、市販の中華丼の素を利用した中華卵、缶詰を利用した青梗菜とホタテの煮物、電子レンジを活用した蒸しなすの肉みそかけ、コンビニ商品のごぼうサラダやかぼちゃサラダを利用したスープなどです。ボランティア学生や教員と一緒に調理し、見た目も鮮やかな料理が出来上がりました。調理の後は参加者がそれぞれに意見を出しつつ試食を行い、情報交換も行うことができました。

 今後も東海学園大学 健康栄養学部では、実践的に役立つ食と栄養の講座を積極的に企画していきます。


神戸先生講義の様子


とろみ剤実験


調理実習


軟らかく、飲み込みやすい食事のできあがり


試食会