2022年度生以前の学生が
対象となります。
学部の特色
心理学とは
“目に見える行動”と、そこから推測される“こころの動き”を、科学的に研究する学問です。
心理学は学問としてだけでなく、社会生活全般において、その知識の必要性が注目される分野のひとつです。
多様な心理学を幅広く網羅する専任教員陣が
学生一人ひとりの興味と学習意欲を丁寧にサポート
学びの特色
- 基礎力養成カリキュラム
- 心理学を幅広く学べるよう、基礎力強化に注力しています。分析力や解決能力を育み、社会で活躍できる人材へと導きます。
- 安心の少人数制クラス
- アットホームな雰囲気で、学生一人ひとりに向き合う指導体制です。教育と研究に高いモチベーションで取り組むすべての教員が学生たちを親身に指導しています。
- 幅広い専門ゼミ
- 心理学諸領域をまんべんなくカバーできるよう、教員を配置。あらゆる学生の学習意欲に応えられる環境です。
学部の学び
4年間の学びの流れ
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1年次
- 心理学の基礎を学ぶ
- ●心理学の基礎知識を修得
- ●自然科学?人文科学の知識を修得
- 土台系科目★
- 心理学研究法 / 心理学統計法Ⅰ
- ゼミ(演習)
- 大学での学び方を学ぶ
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2年次
- 方法論を実践的に学ぶ
- ●研究に必要な方法論を修得
- ●各領域の専門知識を修得
- 土台系科目★
- 心理学実験Ⅰ?Ⅱ / 調査法Ⅰ?Ⅱ
- ゼミ(演習)
- 研究の基礎を学ぶ
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3年次
- 専門研究に取り組む
- ●専門ゼミで研究を開始
- ●興味?関心領域の知識を深める
- 土台系科目★
- 行動観察法 / 面接法
- ゼミ(演習)
- 専門研究に取り組む
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4年次
- 卒業論文に取り組む
- ●専門ゼミで研究を深める
- ●卒業論文に取り組む
- ゼミ(演習)
- 卒業研究?論文
★心理学の「学びの土台」となる方法論の教育を重視。これにより、多様な専門領域に対する理解が深まり、社会に出てからも役に立つ「心理学的な人と物の見方」が身につきます。
学べる領域
方法論をベースに、基礎?行動系から応用?臨床系まで幅広い心理学を網羅
心理学部では、あらゆる心理学の「学びの土台」となる心理学方法論の教育を重視しています。これをしっかり学ぶことで、基礎?行動系から応用?臨床系まで多様な心理学専門科目の理解が深まるだけでなく社会に出てからも役に立つ「心理学的な人と物の見方」が自然と身につきます。
さらに専門ゼミでは、「実験心理学」、「感情心理学」、「社会心理学」、「生理心理学」、「臨床心理学」など幅広い専門領域によって学生一人ひとりの興味関心に応えます。
基礎?行動系 応用?臨床系 |
生理心理学心と身体の因果関係について研究します。注意や感情に伴い、脳や身体がどのように影響を受けるのかを解明していきます。 【主な科目】神経?生理心理学 / 人体の構造と機能及び疾病 |
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実験心理学感覚?知覚?認知?記憶?学習といった心理学の基礎的領域を主な対象に、実験的手法を駆使して心のメカニズムの解明をめざします。 【主な科目】実験心理学 / 知覚?認知心理学Ⅰ?Ⅱ |
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感情心理学喜怒哀楽を科学的に理解し、感情が呼び起こされる仕組みを学んだうえで、私たちの行動に及ぼす影響について考察します。 【主な科目】感情?人格心理学Ⅰ?Ⅱ / 適応の心理学 |
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社会心理学社会生活を営むうえでの行動心理や思考について理解を深めます。対人関係や集団行動などの影響を知り、幅広い人間関係に役立てます。 【主な科目】社会?集団?家族心理学 / 産業?組織心理学 |
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臨床心理学心の病を予防?治療するための理論と技術を修得します。ストレス社会で活躍が期待される臨床心理専門職に就くうえでの基盤を固めます。 【主な科目】心理的アセスメント / 精神疾患とその治療 |
身につく力
- 科学的分析力
- 普遍的な基準や数量的指標統計的手法を用いて分析する力
- コミュニケーションスキル
- 的確に読み、書き、聞き、話し、また、プレゼンテーションできる力
- 問題発見?解決能力
- 問題点を発見し、さまざまな情報に基づいて解決できる力
カリキュラム
心理学部 心理学科
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シラバス
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カリキュラム
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教員一覧
目標とする免許?資格
- 公認心理師*
- 認定心理士
- 社会調査士
- 心理学検定
※認定団体の都合により、資格名称?内容などが変更されることがあります。
*大学院での履修または実務経験が必要
心理学部のポリシー
人材養成の目的
心理学部は、心に関する科学的な知識ならびに本学の建学の精神である「共生(ともいき)」の理念を基礎とし、自己、他者、社会等に関係する諸問題を体系的に理解できる人材を養成する。また、個人の対人的問題や心理的問題など、心に関連する諸問題が発生する要因と機序を的確に分析し、それらの解決策を提起し実行できる人材を養成する。
ディプロマ?ポリシー
(卒業認定?学位授与方針)
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1、「知識?理解」
- 学際的な視点に立った人間理解に必要な幅広い教養を身に付けている。
- 心に関する科学的な理解を基礎とした、自己、他者、社会等に関する体系的な知識を身に付けている。
- 個人の対人的問題や心理的問題など、心に関連する諸問題が発生する要因と機序を的確に分析し、解決策を提起し、実行するための知識と理解力をそなえている。
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2、「汎用的技能」
- 的確に読み、書き、聞き、話すことができ、効果的なプレゼンテーションができる(コミュニケーション?スキル)。
- 人間の心理と行動の関わり、社会と個人の心理等に生じる諸問題を普遍的な基準や数量的指標、統計的手法を用いて理解し、表現することができる(数量的スキル)。
- 情報通信技術を用いて、多様な情報を適切に取捨選択し、分析活用するとともに、情報を発信できる(情報リテラシー)。
- 心理学を中心とした知識や情報を論理的に分析し、表現することができる(論理的思考力)。
- 心に関する分野を中心に問題を発見するとともに、さまざまな情報に基づいて専門的な見地からこれらの問題を解決できる(問題解決力)。
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3、「態度?志向性」
- 自分を律して行動し、何事にも誠実に精一杯の力で取組むことができる(自己管理力?勤倹誠実)。
- 他者から学ぶ姿勢をもち、互いに慈しみ合い、支え合い、共に生かし合い仕事や研究を進めることができる(チームワーク?共生)。
- 悩みある人が心を開いて相談できる人材となり、チーム?組織のなかで、リーダーシップを取ることができる(かかわり?リーダーシップ)。
- 専門的職業人としての倫理観?使命感を身に付けるとともに、国際的な活動や仕事に取組み、社会に貢献する意欲と目的意識を持ち、国際人として責任のある行動をとることができる(倫理観?社会的責任)。
- こころの専門家として、心理的な問題に積極的にアプローチする意欲、使命感、専門的技術を身に付け、「共生(ともいき)」の理念を実践できる。
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4、「統合的な学習経験と創造的思考力」
- 自ら集めた多様なデータ?資料?情報を統合し、客観的に分析することで、対象の本質を明らかにするとともに、さらなる問題点や次になすべき課題を発見することができる。
- 卒業研究等の実施、卒業論文等の作成を通して、自らが設定した新たな課題を解決し、その過程を論理的に表現できる。
カリキュラム?ポリシー
(教育課程編成?実施方針)
心理学部は、現実問題に対する分析能力?解決能力の養成を重視する教育方針から、そのカリキュラムにおいて、心理学の基本的な視点を獲得するための基礎系科目と、実験実習や心理統計法を含む方法論系科目を充実させる。この教育方針は、同時に、社会生活で求められる対人的活動(グループワーク、プレゼンテーション、コミュニケーション)のトレーニングを兼ねることで、総合的な人間力を高めることも目的としている。
さらに、心理学系初の国家資格である公認心理師に対応した学部カリキュラムを編成し、心理学専門職養成の土台となる基礎教育を充実させている。これにより、心理学を中心とした人間理解の基礎の確実な習得をはかるとともに、広く深い心理学的知識を提供し、高い学士力を養成する。
専門科目は「基礎科目」「基幹科目」「展開応用科目」によって構成されている。「基礎科目」は自然科学から社会科学までの幅広い基礎的知識を獲得するために、1年次と2年次に科目が配置されている。「基幹科目」は、心理学に関する知識を網羅して獲得するために、心理学の諸領域に対応した科目が開講されている。これらは配当年次が上がるにつれて、より専門的な知識を獲得するよう配置されている。「展開応用科目」では、より応用的な領域の科目を配置し、現実社会における問題の分析?解決に必要な知識を養成していく。また「基幹科目」「展開応用科目」の双方において、心理学の研究法を体系的に身に付けるために、実験?調査?面接?観察などの方法の習得を目指す科目を開講している。
以上のように心理学部では、4年間を通じた演習による一貫した教育体制の中で、導入と基礎作りの1年次、方法論習得の2年次、専門知識を幅広く深化させる3年次、総まとめの4年次と、段階的に高い学士力を養成すべくカリキュラムを編成している。
それに加えて、資格関連では「認定心理士」「認定心理士(心理調査)」「社会調査士」に対応した科目を開講しており、各々の資格取得を目指すことが可能である。また「公認心理師(学部カリキュラム)」にも対応しており、心理職を目指す進路も準備されている。
アドミッション?ポリシー
(入学者受入れの方針)
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「知識?技能」
- 1. 高等学校までの教育内容を幅広く学んでいる。
- 2. 心理学を専門的に学ぶために必要な基礎学力を身に付けている。
- 3. 初歩的な情報リテラシーを有している。
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「思考力?判断力?表現力」
- 4. 基礎知識を課題に応じて適切に活用する力を有している。
- 5. 物事を論理的?客観的に思考し、判断する力を有している。
- 6. 自身の考えを効果的に伝えるための表現力?コミュニケーション力を有している。
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「主体性?多様性?協働性」
- 7. 人間の心や行動についての科学的理解に主体的な関心を有している。
- 8. 心に関する様々な問題を解決しようとする意欲を有している。
- 9. 人間の多様性を尊重し、誰とでも協調的に行動することができる。
東海学園大学、全学共通の各ポリシーは下記をご覧下さい。