2022年度生以前の学生が
対象となります。
学部の特色
管理栄養士とは
食生活に起因するさまざまな健康課題の解決に向けて、生活者や教育者、
またチーム医療の一員などあらゆる視点から栄養を考えていきます。
得意分野を持ち、社会のあらゆる場面で活躍できる管理栄養士をめざす
学びの特色
- 臨床分野を強化する少人数教育
- 現代の高齢化社会に対応するべく、臨床現場での経験をもつ教員が医療チームの一員として活躍できる人材を養成します。
- 現場と同じ設備環境
- 病院や学校などの大量調理を想定した設備を完備。現場と同様の環境下で学び、実践に強い管理栄養士をめざします。
- 1年次からの国家試験対策
- 管理栄養士の合格に向けて、1年次から試験対策をスタート。積み上げ式の学修で、着実に合格への道を歩んでいきます。
学部の学び
4年間の学びの流れ
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1年次
- 専門知識の基礎を固める
- ●栄養や人体の基礎知識を修得
- ●調理の基本スキルを習得
- ゼミ( 演 習 )
- 大学での学び方?研究の基礎を学ぶ
- 国家試験対策
- ●出題分野や問題形式を知る
- ●学習した分野の問題に取り組む
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2年次
- 専門知識の充実を図る
- ●専門性の高い知識を修得
- ●給食調理など実践力を養成する
- ゼミ( 演 習 )
- 専門領域の基礎知識を修得
- 国家試験対策
- ●出題分野や問題形式を知る
- ●学習した分野の問題に取り組む
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3年次
- 専門知識の体系化を図る
- ●領域科目を選択し得意分野を持つ
- ●学外実習?資格取得に臨む
- ●専門ゼミで研究を開始
- ゼミ( 演 習 )
- 専門研究に取り組む
- 国家試験対策
- ●重要分野を中心に過去問で演習を行う
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4年次
- 国家試験?卒業論文
- ●国家試験へ向けて取り組む
- ●卒業研究?論文に取り組む
- ゼミ( 演 習 )
- 卒業研究?論文
- 国家試験対策
- ●模擬試験(10回)
- ●過去問での演習
学びの構造
教育の仕組み
基礎力の修得から専門性の高い4つの領域科目までを段階的に学ぶことで得意分野を持つ管理栄養士を養成します
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臨床栄養
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スポーツ栄養
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食品開発?分析
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栄養教諭
めざす進路
● 臨床栄養系(病院など医療機関) ● 公衆栄養系(行政?保健所?市町村など) ● 食品マネジメント系(事業所?病院?保健所など)● 研究教育系(大学院進学) ● 高齢者福祉系(介護福祉施設など) ● スポーツ栄養系(スポーツセンターなど)● 食品開発系(食品分析など) ● 栄養教諭
4つの領域
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臨床栄養
- 栄養治療のリーダーシップを発揮する管理栄養士をめざす
- 臨床栄養は、主に病院や高齢者施設で栄養管理を担う管理栄養士を養成する分野です。臨床現場では、栄養の知識だけではなく、治療全般に関する知識も求められます。将来的には、医師をはじめとする他職種と肩を並べ、患者の栄養治療に関するリーダーシップを発揮できる管理栄養士の養成をめざしています。また、臨床現場においては、患者自身に食事や栄養に関する自己管理能力を高めて頂く栄養指導を担当します。栄養指導の際、患者の社会的背景や要望に十分耳を傾ける必要性があり、栄養カウンセリングの知識やコミュニケーション技術の習得にも力を注いでいます。更に、病院や高齢者施設の管理栄養士には患者の栄養を支える給食管理の能力も求められます。実習科目で、治療食の作成と調理を行っていますが、食品の旬や価格も学生自身が身を持って理解できるよう、食品調達も学生自身が行います。
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スポーツ栄養
- 重要度?認知度共に年々高まる期待の分野
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スポーツ栄養は、アスリートの競技力において重要な要素である栄養について学ぶ学問です。運動における栄養素の働きの理解に留まらず、実際にどう食べさせるか、適切な栄養量をどのような献立で提供するか、というところまで考えられるような講義を展開しています。新しい学問分野として社会に認知されてきており、今後更にアスリートに関われることも多くなることでしょう。2009年秋から「公認スポーツ栄養士」という資格制度が始まりました。資格取得のためには管理栄養士の資格に加え、卒業後の経験や勉強が必要ですが、取得すればさらに活躍の場が広がります。
スポーツ栄養サポートチームについて
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食品開発?分析
- 時代のニーズにマッチした、スペシャリストを育成
- 食品開発?分析は管理栄養士に必要な食べ物と人体、両者の関わりについての知識に加え、さらに食品のことを専門的に勉強する分野です。「食品衛生管理者」、「食品衛生監視員」といった資格のベースになる内容を勉強します。食品の商品開発や品質管理といった分野だけに留まらず、健康を高めるための食べ物への関心の高まりと共に商品の開発も進んできています。また、サプリメントの普及に対応して作られた認定資格「NR?サプリメントアドバイザー」の取得をめざし、薬に関しても学びます。人が健康になるにはどうしたらいいかということに関心があり、そのひとつとして食べ物のことを勉強しようと思う方に向いています。
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栄養教諭
- “どう食べるか”を学ぶことは、一生の財産
- 栄養教諭では、小学校?中学校の児童?生徒を対象にした食に関する教育を学びます。“どう食べるか”という一生の財産となる知識の指導に関わるということは、非常にやりがいのある仕事です。「食育」により子どもたちは自分で生活する能力や食べることを自分で選択でき、生きる根本の力を身につけることができます。「食育」というと、子どもたちが対象という印象を受けるかもしれませんが、食べることの大切さやどうやって食べたらいいかということは、どのライフステージでも必要なことです。学校だけでなく、スポーツをする子どもたちや地域の人達の栄養をサポートするなど、まだまだたくさんの需要がある分野です。
身につく力
- コミュニケーションスキル
- 修得した知識をもとに、集団?個人に対し栄養に関して支援できる力
- 基本的技能
- 調理技術と食品安全衛生管理能力を身に付け、給食管理、医療などに展開できる力
- 問題発見?解決能力
- 健康や栄養に関する問題点を発見し情報を収集?分析?整理?解決できる力
カリキュラム
健康栄養学部 管理栄養学科
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シラバス
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カリキュラム
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教員一覧
目標とする免許?資格
- 管理栄養士
- 栄養士
- 栄養教諭一種免許状
- 食品衛生管理者?食品衛生監視員
- NR? サプリメントアドバイザー
- 健康運動実践指導者
※認定団体の都合により、資格名称?内容などが変更されることがあります。
健康栄養学部のポリシー
人材養成の目的
食品、健康、栄養に関する基本的?専門的知識と実践的技能を有し、医療、教育、産業の領域で専門知識及び技術に優れた専門家として社会に貢献できる人材を育成する。本学部は、ディプロマ?ポリシーに定める基準に到達し、所定の卒業要件を満たした者に学士の学位を授与する。
ディプロマ?ポリシー
(卒業認定?学位授与方針)
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1、「知識?理解」
- 専門基礎分野に関する知識?理解
- 専門分野に関する知識?理解
?社会?環境と健康に関する基本的な知識を理解し、説明できる。
?人体の構造と機能や疾病の成り立ちに関する基本的な知識を理解し、説明できる。
?食べ物と健康に関する基本的な知識を理解し、説明できる。?基礎栄養学?応用栄養学?臨床栄養学?公衆栄養学に関する基本的?専門的な知識を理解し、説明できる。
?栄養教育論?給食経営管理論に関する基本的?専門的な知識を理解し、説明できる。
?専門性の高い4分野(臨床栄養、食品開発?分析、栄養教諭、スポーツ栄養)に関する専門的な知識を理解し、説明できる。 -
2、「汎用的技能」
- 学習する上で必要な、「読む」?「書く」?「聞く」?「伝える」などの技能を身に付け、活用できる(コミュニケーション?スキル)。
- 調理技術と食品安全衛生管理能力を基本的技能として身に付け、活用できる。基本的技能を給食管理、介護、医療に応用できる(基本的技能)。
- 社会、集団ならびに個人における栄養と健康に関する質的または数量的指標を解析し、表現することができる(数量的スキル)。
- 情報通信技術を用いて、健康や栄養?食に関する情報を収集?分析して活用できる(情報リテラシー)。
- 実験?実習で得られた結果を論理的に分析し、考察することができる(論理的思考力)。
- 健康や栄養?食に関する問題点を見出し、必要な情報を収集?分析?整理し、解決できる(問題解決力)。
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3、「態度?志向性」
- 健康や栄養?食について関心を持ちその問題点について学習できる。問題点を客観的に把握する能力を身に付けている(自己管理力)。
- 問題点の解決に向けて他者と協調?協働して行動し、方向性を示すことができる(チームワーク?リーダーシップ)。
- 人々の健康増進分野の担い手として、将来にわたり人々の健康の保持?増進に貢献する意欲と目的意識をもち、責任ある行動をとることができる(倫理観?社会的責任?生涯学習力)。
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4、「統合的な学習経験と創造的思考力」
卒業研究等の作成を通して、自らが立てた新たな課題を解決することができる。
カリキュラム?ポリシー
(教育課程編成?実施方針)
健康栄養学部では、食品、健康、栄養に関する基本的?専門的知識と実践的技能を有し、医療、教育、産業の領域で専門知識及び技術に優れた専門家として社会に貢献できる人材の養成を目的としている。この目的を達成するため、基礎から応用?実践系に至るステップアップ式カリキュラム編成を実施している。
科目は、「導入科目」「専門基礎分野科目」「専門分野科目」「展開科目」「演習科目」「免許?資格関連科目群」によって構成する。「導入科目」は管理栄養士という専門的職業人への知識?意欲を高めるために、初年度に必修科目として開講している。
「専門基礎分野科目」では、専門知識の修得に必要な基礎知識への理解を図るために、人体の構造?機能の理解、疾病の成り立ち、社会?環境や食べ物と健康などに関連する講義及び実験?実習を開講している。
「専門分野科目」では、栄養管理、栄養教育、給食経営管理等実践科目の講義、実習を有機的に編成している。また、3年次から開講の「臨地実習」と「総合演習」を通じて、専門分野の知識と技能の深化、定着、統合を図り、実践の場で応用できる能力を身に付けることができる。
「展開科目」及び「免許?資格関連科目群」では、専門性の高い得意分野を有する管理栄養士を目指すために、臨床栄養、食品開発?分析、栄養教諭、スポーツ栄養の4分野に関連する科目を開講している。
「演習科目」では少人数教育を実施している。1,2年次にかけて、「基礎演習」「栄養科学演習」を開講し、管理栄養士の資質を培いコミュニケーション能力を高め、3,4年次では「専門演習」を通じて卒業論文の作成を行うことで論理的?科学的に考察する総合的な能力を身に付けることができる。
アドミッション?ポリシー
(入学者受入れの方針)
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「知識?技能」
- 1. 高等学校の教育内容を幅広く学んでいる。
- 2. 体の構造と機能、食べ物の消化と吸収、食品の組成や栄養素を学ぶために必要な基礎学力を身に付けている。
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「思考力?判断力?表現力」
- 3. 基礎学力を応用し、ものごとを論理的に思考する力を有している。
- 4. 自分の考えを伝えるための判断力?コミュニケーション力を有している。
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「主体性?多様性?協働性」
- 5. 食と健康に関して興味を持ち、多彩な分野で食と健康のプロフェッショナルである管理栄養士として活躍する意欲がある。
- 6. 食を通じて人々の健康の保持?増進、傷病者の栄養治療に貢献する意欲がある。
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