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発行:2012年9月 | ||||||||||||||||||||||||||
「セカンドライフ」 | ||||||||||||||||||||||||||
校友会会長 明嵐文江(8回生?家政学科) | ||||||||||||||||||||||||||
昨年5月、30年ぶりぐらいに夫の友人とその家族が21名集まり、久しぶりに親交を温めあう中で、「来年は富士山に登ろう」との話がもちあがりました。 登山参加者は17名(男性13名?女性4名)、年齢(下は55歳~上は64歳)?職場?住んでいる場所(東京、群馬、山梨、愛知、三重、岐阜、福岡)と、環境が全く違う中で、実行委員会形式で「富士山へ登る会」を持ち、遠方の友人にはメールで情報を発信しながら、準備を進めていました。私は、「まあ日本人に生まれたからには一度は富士山に登りたいなあ」と思いながらもなかなか実感がわきませんでした。 昨年10月に登山予定が今年7月22日出発、23日登頂、24日解散、富士吉田口登山コース(登山予定時間8時間?下山予定4時間)と決まり、いよいよ現実味を帯びてきました。 夫とその友人たちは休みに集まっては御在所?伊吹山?金華山と訓練を積んでいましたが、私は仕事が忙しく、休みは休息と称してあまり訓練に参加しませんでした。それでも、時間のある時は、週1回はボーリングに行き6ゲーム投げ(だからと言ってスコアがそれ程上達するわけではないが)、程良い汗がでるくらいの運動をしたり、時々ソフトボールの試合に出たり、日常的には、仕事で出来るだけ階段を利用するようにしていました。今年5月頃からは、私も金華山に登ったり、伊吹山に登ったりしました。徐々に富士山登山のための装備の準備や、登山スケジュールが出来ていきました。 しかし、私にはとても不安な事がありました。参加人数17名のうち富士山登山経験者が4名、あとは殆ど素人で日程予定も素人が組んでいて、これで登れるのかどうなのかが全く解りませんでした。幸い、私の職場に登山が趣味で富士山に8回ほど登った経験のある職員がおり、「富士山についての話を聞く会」をもうけ、装備から歩き方や不安な事などを聞くことにより、富士山登山のイメージが具体的になりました。例えば山小屋にペットボトル(500ml1本400円から500円)を売っているので、荷物を重くしない為に必要ならその都度買おうという事、山小屋公衆トイレ利用時はトイレチップ200円(頂上は300円)が必要なので100円玉を沢山持っていく事、また夏山でも防寒具が必要である等々。 最低の食料や水をいれるとリュックの重さが5kg~10kgになりました。 7月22日、東海3県組は朝10時に名古屋からレンタカー2台で富士急ハイランド近くのホテルを目指し、福岡からは羽田経由ホテルへ、東京?山梨?群馬組は直接ホテルへとそれぞれ向かい夕方4時に合流しました。一年ぶりに再会した人もいるにも関わらず、何のブランクも感じず、みんなが明日の登山に、まるで子どもの遠足のようにワクワクしていました。 23日当日、体調不良の2名を除き15名(男性11名?女性4名)で登山をすることになりました。 朝3時起床、4時ホテル出発。富士スバルラインを登って行く途中、当り一面の雲海が目の下にあり、その美しさに目を奪われながら、5時には富士吉田登山口(2,304m)に到着、1時間程登山口で高山病対策として身体慣らしをしました。 目の前には、新幹線から見えるきれいな富士山とは違う、赤土と岩肌がむき出しの頂上が聳え立っていました。 6時いよいよ登山開始。富士吉田口5合目から30分歩いては5分休憩、30分歩いては5分休憩と無理のない歩き方をしながら一歩一歩進んで行ったので、最初は無理なく順調に進んでいました。六合目あたりから頂上を見上げると八合目までの間に10件ほどの山小屋が要所要所に建っており、さながら「千と千尋の神隠し」の映画のような風景がそこにありました。 また、天候にも恵まれて、山小屋の人にも「暑くもなく、寒くもないこんなに天候の良い時はあまりない」といわれ、これも「日頃の行いの良さ」の表れかなと各自が自画自賛。 七合目あたりから、調子を崩す人が一人二人と出てきて、荷物を持ちあいながら、お互いに励ましてなんとか登ってから6時間、八合目(3,100m)まで全員登りました。 私もアメをなめたり、休憩毎に飲み物を飲んだりしていましたが、八合目で休憩をとっている時、睡魔におそわれ頭が痛くなり、顔色も悪くなってしまい、八合目のボランティア救護所(山梨大学医学部と富士吉田市立病院がボランティアで開設、診察料はカンパ)にお世話になりました。「高山病」との事。このまま登山しても、迷惑になると思い、私を含む四名(男性二名、女性二名)が八合目から下山することになりました。とても残念でしたが、山小屋の人に「富士山はいつでも登れる。無理しない方がいいから」と慰められました。吉田ルートにはブルドーザーで道を開いた下山道があり、帰りはただひたすら降りるのみ。帰りは4時間で吉田口五合目に着きました。ホテルに着いた途端ホッとし、シャワーを浴びた後、一気に眠ってしまいました。 残りの11名は八合目から3時間かけて頂上(3,776m)にたどり着き、帰りは3時間で降りてきました。疲れているのにも拘わらず誰もが満足した表情で、それがとても印象的でした。その夜の宴会では、「再来年に屋久島へ行こう」と盛り上がりました。 最終日、関東?福岡組とホテル前で別れ、名古屋組は新東名を走り帰路に就きました。頂上まで辿り着く事ができず、とても疲れましたが、それでも素敵な仲間と過ごした3日間は本当に至福の時間でした。 私は、富士山登山の1週間前の7月14日、37年勤めた職場を定年退職しました。セカンドライフの第一歩が「富士山登山」。その3日後、昨年亡くなった父の「分骨」に京都の浄土真宗東本願寺大谷祖廟へ兄妹夫婦と姪で納骨にいきました。そして7月27日から始まったロンドンオリンピック、翌日を気にせず夜中の競技をLIVEで見ていました。銀メダルの女子卓球の団体戦の3人の試合がとても印象的で、愛ちゃんの「20年分の思い出がつまっている」の言葉にはとても感動しました。 8月13日でオリンピックも終わり、私も退職してから一か月過ぎました。 気がつけばもう60歳?まだ60歳?これからが本当の「セカンドライフ」。 今までは、「誰かの為」に一生懸命働いてきましたが、これからは「自分の為」の時間を楽しみたいと思っています。具体的にはまだ何も決めていませんが、何をするにも大切な事は「健康」と「元気」。誰かの口癖「元気があれば何でもできる!」 これからは、「悠々自適」なセカンドライフをめざして、元気でいきましょう! | ||||||||||||||||||||||||||
社会の一員としてのそれぞれの人生を | ||||||||||||||||||||||||||
加藤 保子 (元東海学園女子短期大学 家政学科?生活学科教授) | ||||||||||||||||||||||||||
校友会の皆様お元気ですか。この場を借りてお伺いいたします。私、加藤も元気にしています。私は、1966~1994までの28年間東海学園でお世話になり、1994~2007年までの13年間岡山県にある川崎医療福祉大学の臨床栄養学科で管理栄養士の教育に携わってきました。私が勤めていた頃の東海学園は短期大学であったため、もう少し研究がしたいと思い岡山に単身赴任いたしました。川崎学園では博士課程まで完成したことと、研究仲間にも恵まれて食物アレルギーに関する興味深い研究を進めることが出来ました。 しかし、名古屋が恋しくなって定年前に名古屋に戻り、2年前から非常勤としてまた東海学園でお世話になっています。私自身の大学進学、就職の道はレールに載ってきたように思われたので、退職後は異なった道を探して、歩んでみたいと思い1、2試みたのですが、なかなか思うようには運びませんでした。 その道とは、出来るだけ社会との接点を持つということです。そこで、今年になってホームヘルパー2級の資格を取って、訪問介護(生活援助)をしてみたいと思うようになりました。高齢者の方々はいろんな人生を歩んでいらっしゃると思い、それぞれ歩んでいらっしゃった道について話を伺えたら良いなと思っています。 名古屋に戻り、退職したことによって十二分の自由時間を持てるようになりました。お陰で、小、中、高、大学の同級生、それに仕事仲間等多くの友達と会って話し合う機会が増えました。また、東海学園、養護コース卒業生の方達は、卒業以来ずっとお正月には我が家に訪ねて来てくださっています。それぞれが、子育て、仕事と力強く生きていらっしゃって、とても魅力的です。 校友会の皆さんもきっと素晴らしい人生を力強く送っていらっしゃると思います。これからもお互いに、家庭の枠から一歩踏み出して社会と関わりを持った生き方をしていきたいものですね。そして、社会の有り様をしっかり見つめて住み良いものになると良いですね。 | ||||||||||||||||||||||||||
恩師の講演会 | ||||||||||||||||||||||||||
戸田 倫子(2回生?家政科) | ||||||||||||||||||||||||||
毎年、東海学園女子短期大学の同窓会で、恩師の先生方、多くの同級生や後輩の皆様にお目にかかることを大変楽しみにしております。毎回、先生方の記念講演を拝聴していると、多くの友人達と学生時代に戻ったかのような不思議な気持ちになり、講演の終了後には、試験があるような錯覚にも陥り、心配までしてしまいます。今回の記念講演は、小嶋しのぶ先生の「コラーゲンで膝関節の老化防止を」でした。 小嶋先生の講演は、現在雑誌やテレビなどの多くのメディアにおいて毎日宣伝され、流行しているサプリメントの効能について、疑問を投げかけられているものでした。医薬品ではない単なる栄養補助食品つまり健康食品であるサプリメント(タイトルのコラーゲンを例に挙げて)に果たして広告通りの効果が望めるのか、またそれを摂取することによって何らかの副作用が生じることがないのか、そもそもコラーゲンの適切な一日の摂取量が科学的に明確にされていないのに、本当にサプリメントからどれだけ摂取すべきなのか、など大変興味深い内容でした。しかも客観的、論理的に解決してくださいました。人間が生きていく上では、ある特定の栄養素だけではなく、様々な種類の栄養素をバランス良く摂取することが重要であり、それはサプリメントではなく、一日三食のお食事から美味しく摂取することが非常に重要であるという結論でした。 私達も、一日三食のお食事から様々な種類の栄養素を美味しくバランスよく摂取して、いつまでも元気に若若々しく過ごしましょう。 最後になりましたが、講演をしていただきました小嶋先生、企画、運営をしていただいた役員、幹事の皆様、本当にありがとうございました。これからも、楽しみにしております。 | ||||||||||||||||||||||||||
校友会の講演会に参加して | ||||||||||||||||||||||||||
伊藤 秀子(6回生?家政学科)
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私の恩師である小島しのぶ先生の講演会があると聞き、お会い出来るのを楽しみにワクワクしながら出かけました。
先生の講演を聴きながら先生の話しぶりに、学生時代にタイムスリップした思いで懐かしく、また先生が私を覚えてくださっていたのには感激でした。「昔のことは覚えているのよ」と言われた通り、先生の講義を受けたのは40年も前なんです???。 その40年前に取った「栄養士」の資格で今も仕事をしています。卒業するときには想像もしていなかった事です。 子育てが一段落して何か仕事をと思っていた時、出産時に森永乳業の栄養士さんからミルクの話を聞いたのを思い出し、森永乳業のパート栄養士募集に応募したのがきっかけで、森永乳業の母親教室での栄養指導、調乳指導(ミルク指導)、小児科や薬局の育児相談と24年にわたり勤めました。 その間に豊橋市の勤労青少年ホームの料理教室、豊橋市主催の男の料理教室、子育てママの料理教室等、市からの依頼の仕事もさせてもらい、栄養士という資格の重みを感じているところです。 現在は森永乳業をパート定年で退職したのですが、森永時代の小児科の先生から 継続をとの話で今も小児科で育児相談の仕事をしております。料理教室は豊橋市青少年ホーム(35歳までの豊橋市内勤務の男女)と男の料理教室を頼まれてやっています。若い娘や息子世代と退職後のシニア世代の男性の教室はいつも新しい発見があり、大変な時もありますが楽しくやりがいのある仕事です。 後輩の食物栄養科の方には是非「管理栄養士」の資格を取っておいてほしいと思います。これからは管理栄養士の資格の時代です。いつ役立つかもしれないし、私のように一生の仕事の基になるかもしれないのですから???。 最後にこのような先生との楽しい出会いの機会を作ってくださった役員の方々に感謝しています。ありがとうございました。 | ||||||||||||||||||||||||||
総会?講演とランチの会 | ||||||||||||||||||||||||||
参加ご希望の方は、校友会事務局へはがきで10月20日までにお申し込みください。 講演とランチの会は会員以外の方もご参加いただけます。その場合は申し込みはがきに明記してください。 | ||||||||||||||||||||||||||
名古屋キャンパス東海祭のご案内 | ||||||||||||||||||||||||||
第49回東海祭実行委員会委員長 人文学科3年 川崎 恵 | ||||||||||||||||||||||||||
来場者と共に作り上げる東海祭。 | ||||||||||||||||||||||||||
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今年も応援してくださる皆様のおかげで東海祭を開催する運びとなりました。 今回のテーマには、実行委員だけではなく、近隣住民、卒業生、大学の方々、そして来場者と協力し、結びつき第49回東海祭を作り上げようという意味と、来年度第50回という節目を迎えるためのかけ橋になろうという意味が込められています。 昨年度は、ゲストはもちろん模擬店やお化け屋敷が大好評で、来場者数がなんと3000人を超し、大盛況に終わりました。今年の目玉は、昨年同様ゲスト、お化け屋敷ですが、他にも模擬店、フリーマーケット、ふわふわバルーン、参加型ステージゲーム、火舞いなどがあります。お祭りならではの装飾も注目してみてください。 私たちと共に東海祭を作り上げましょう!ご来場、心よりお待ちしております。 | ||||||||||||||||||||||||||
三 好キャンパス東学祭のご案内 | ||||||||||||||||||||||||||
第18回東学祭実行委員会委員長 人間健康学科 岩田知香 | ||||||||||||||||||||||||||
是非この機会に大学へ足を運んでみてください。 | ||||||||||||||||||||||||||
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私ども東学祭実行委員会は、今年も第18回東学祭を開催する運びとなりましたことをご挨拶申し上げます。 今年のテーマは、『一祭合祭』です。一切合切には、「何もかも。全て。残らず。」という意味があります。私たちは短い学生生活の間に、たくさんの人達と出会い、たくさん支えられています。そんな支えてくれる人達と、今出来ること、今しか出来ないことを、〝全て残らず″やり遂げられるような大学祭をみんなで創り上げたいという思いを込めました。 このテーマから実行委員だけでなく大学の方々、地域住民の方々などたくさんの方にお楽しみいただくための見どころは、ゲストです。例年2、3組のゲストを今年はアーティスト1組、バンド2組、芸人2組の計5組というビックスケールで各時間帯にステージ企画を行います。また、ゲストだけでなく、キャラクターショーやふわふわバルーン、学生や地域団体の方による模擬店やNPO団体との協同企画、豪華景品豊富なビンゴや毎年恒例!大迫力の花火など、何時からでもお楽しみいただける東学祭に是非おこしください。 実行委員一同、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。 | ||||||||||||||||||||||||||
「東海学園新春互礼の集い」のご案内 | ||||||||||||||||||||||||||
恒例となりました「新春の互礼」を下記のように開催致します。
ご参加希望の方ははがきでご連絡下さい。案内状をお送り致します。 多数のご参加をお待ちしています。 | ||||||||||||||||||||||||||
入 試 関 連 | ||||||||||||||||||||||||||
【東海学園大学 学部学科および入学定員】 ◆経営学部/経営学科(三好キャンパス)230名 ◆人文学部/人文学科(名古屋キャンパス)200名 ◆教育学部/教育学科(名古屋キャンパス) 学校教育専攻?保育専攻100名/養護教諭専攻50名 ◆スポーツ健康科学学部/スポーツ健康科学科(三好キャンパス)235名 ◆健康栄養学部/管理栄養学科(名古屋キャンパス)80名 | ||||||||||||||||||||||||||
◎入試日程 ?推薦入試? | ||||||||||||||||||||||||||
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◎入試日程 ?一般入試? | ||||||||||||||||||||||||||
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◎入試日程 ?センター入試利用入試? | ||||||||||||||||||||||||||
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※「東海学園同窓生子女奨学金」が新設されました。東海学園女子短大および東海学園大学短期大学部卒業生の 子女は、入学金相当額が給付されます。詳細は、大学入試広報課にお尋ねください。 | ||||||||||||||||||||||||||
図書館を利用しましょう | ||||||||||||||||||||||||||
大学では卒業生のために図書館を公開しています。本や新聞、ビデオ、DVDが自由に閲覧できるだけでなく、本については借りることも可能です。学生気分で利用してみませんか。 ご利用の方は、初回時に身分証明書(運転免許証?健康保険証など)を円型校舎2階の図書館カウンターへご提示ください。1年間有効(更新可)の「図書館利用証」が発行されます。三好キャンパスの図書館も利用可能です。 詳しくは東海学園大学図書館のホームページをご覧いただくか、下記までお尋ねください。 名古屋キャンパス図書館 TEL 052-801-1528(ダイヤルイン) 三好キャンパス図書館 TEL 0561-36-6755(ダイヤルイン) | ||||||||||||||||||||||||||
お願い | ||||||||||||||||||||||||||
会員の方で多方面に渡り、ご活躍されている方をご存知でしたらお知らせ下さい。 今後の会報で紹介させていただきたいと思います。 | ||||||||||||||||||||||||||
個人情報の取り扱いについて | ||||||||||||||||||||||||||
校友会では、収集した会員の個人情報は、名簿の作成?発行や会報発送時の宛先出力など同窓会活動の付帯業務に使用することを目的としており、それ以外には利用しません。 | ||||||||||||||||||||||||||
校友会へのお問い合わせ | ||||||||||||||||||||||||||
校友会へのお問い合わせ、住所変更等、校友会に連絡がありましたら、東海学園大学内の事務局に事務員が常駐しておりませんので、はがきにてお問い合わせください。
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【送付先】〒468-8514 名古屋市天白区中平2-901 東海学園大学内 校友会事務局 メールアドレス:koyukai@tokaigakuen-u.ac.jp | ||||||||||||||||||||||||||