26号
発効日:2007年9月

8回生 明嵐 文江(めあらし ふみえ)校友会会長

 校友会会員の皆様、いかがお過ごしでしょうか。
日頃より、校友会にご理解、ご協力いただきありがとうございます。
 東海学園平針キャンパスも新校舎が多くなり、唯一、円形校舎が短大の名残を残しています。しかしながら、学園の「新しい風」もまた気持ちよく感じる平針です。一度訪ねてみて下さい。
 東海学園大学の学科新設に伴い、併せて「校友会のこれから」について学園側と懇談会を7月に行いました。学園として、今までの学部や新設学科に会員のお子様が興味をもっていただき、模擬授業体験や見学、そして受験?入学をしてもらえるような学園を目指しているとの事でした。実際に校友会会員の何名かのお子様が短大卒業生だったり、学園の現役学生だったりしています。
 短大校友会の歴史の上に、学園の発展を願いたいものです。
 学園としても「ホームカミング」的なものとして、数年に一度、校友会と一緒に何かイベントを、というご提案もありました。具体的な事は、今後学園と協議していきます。ご期待ください。
 また、今年は、講演会と食事会(下記参照)を企画しています。興味のある方、宮田光先生(国文学科)に久しぶりにお会いしたい方、などお友達をお誘いの上、ご参加下さい。
 会報は、昨年より希望者のみに発送させていただいています。お知り合いの会員の方でご存知ない方にも発送方法が変わったことをお知らせ下さい。
 なお、東海学園大学に校友会役員が常駐していませんので、電話でのお問い合わせはご遠慮下さい。はがき、手紙あるいはメール等をご利用下さい。また、ホームページも開設しています。東海学園大学のホームページからリンクしています。

皆様のご健康を祈念します。 

お願い
会員の方で多方面に渡り、ご活躍されている方をご存知でしたらお知らせ下さい。今後の会報で紹介させていただきたいと思います。
講演会『千年の秘密―源氏物語を語るー』
いま、源氏物語を読むとき、読者の皆さんは、千年前の古典だと思って読むでしょうか? 映画であれ、アニメであれ、現代語訳であれ、多分、現代の小説と同じように熱中して読むと思います。千年たっても、なぜ…?
講 師宮田 光先生(東海学園大学人文学部 特任教授)
日 時2007年10月20日(土)
受付:10:30~
講演:11:00~12:30
食事:12:40~(フランス料理)
場 所クレストンホテル9F(矢場町?パルコ西館9階)
会 費2,000円(当日徴収)
定 員40名(葉書到着順)
申込方法参加希望者は葉書に「参加申し込み希望」と記し、住所?氏名?電話番号?在学時の学科?コース?回生(できれば)を記入の上、10月10日(水)必着で校友会室宛に送付してください。申込者(40名)には、後日案内状を発送します。
送付先〒468-8514 名古屋市天白区中平二丁目901番地
          東海学園大学内 校友会事務局
平成19年度 東海祭

是非この機会に大学へ足を運んでみてください。
テーマ44~しあわせ~
日 時10月7日(日)10:00~20:00
企 画お笑いライブ:タイムマシーン3号?ハマカーン
アカペラライブ:Match Vox
ステージ:常笑(ダンス)?HalXKen(バンド演奏)?魂よしこ(アカペラ)
その他:巨大ステンドグラス?フリーマーケット?ふわふわガチャピンバルーン?移動動物園?ビンゴ大会 ほか
恩 師 近 況

 短大時代を思い出すとき、また同窓生との思い出話の中で懐かしく思うのは、当時お世話になった先生方ではないでしょうか。
 今回は短大時代の教員を代表して2名の先生方に、短大時代の思い出と近況を語っていただきました。
 すでに退職をされ次の現場で活躍している先生もいらっしゃいますが、現在も東海学園大学の教壇で活躍されている先生方も多くいらっしゃいます。ぜひ皆様も、これを機に恩師を訪ねて母校へ遊びに来ませんか。

質問事項:
1.短大の教育に携わられたのは何年から何年までですか。
2.ご担当科目は何でしたか(教員)。所属部署はどちらでしたか(職員)。
3.短大での思い出を教えてください。
4.今、どのようなことをなさっていますか。

◆クラスが集団としてまとまっていた短大生 (東海学園大学 実習センター 小嶋信夫)
1. 昭和40年4月から平成17年3月末までの40年間勤務いたしました。
2. 食品学研究室の助手として学生実習の補助をいたしました。昭和45年から講師となりそれ以降もっぱら栄養士教育に携わり、栄養指導研究室で「栄養指導論?指導論実習」?「特殊栄養学(当時)」?「集団給食実習」「臨地実習」等を担当いたしました。
3. 色々な思い出がありますが、昭和50年代にはクラス?新皇冠体育_新皇冠体育app@単位で大学祭の展示発表が活発に行われた時代ですが、クラス(50名)一丸となって加工食品に含まれる添加物の検出実験の結果を展示して優勝したこともあります。
 また、レストランに負けない美味しいカレーを販売して瞬く間に売れてしまうこともあり、先生方をはじめとする他ブースから苦情をいただいたりしました。
 いずれにしても、短大時代の思い出はクラスとしてのまとまりがあり、友達同士の助け合いがごく普通におこなわれておりました。現代にはない良き思い出です。
4. 平成17年4月からは教育実習を除く学外での実習を習得する学生のための「実習センター」が新設されましたので、このセンターで「実習に関する事務的手続き?実習先の施設との折衝」、「学生の指導補助」をしております。
◆残念な思い (東海学園大学非常勤講師 井上寿彦)
 短大からずっといっしょだった先生と何かで出会ったりすると、「短大の時の方がよかったね」という言葉を交わすことが多くなった。齢を重ねて、ことさら過去の時代に感傷的になったわけでもないとは思うのだが。
 たしかに短大の学生諸氏には好い才能を持っている人がいて、童話の全国学生コンクールで三年連続で一位をとったり、小説の『文学界』新人賞や詩歌のコンクールでも予選に残ったりすることがあった。四大になって残念ながらまだこういう朗報は聞かない。短大は専門ゼミで学ぶのはたった一年間であったから、よけい偉かったと思う。
 ゼミ生有志で同人誌を出したのもいる。二号まで出して廃刊?、いや休止しているようだが、勤務の傍ら小説を書き編集し発行するエネルギーは大したものだ。豊田の絵本コンクールでも応募者から卒業生だと名乗られたことがあるし、ぼちぼち書いてますという年賀状は未だにいただく。短大の頃の学生は今の言葉でいうと濃かったと思う。
 そんなに良い短大から四年大学になったのは世の趨勢だ。全体子どもの数が減り大学進学者は四大の方を向いた。短大の希望者は漸減し、結果多くの短大が門を閉じた。本学はその前に四大に転身し今を生き延びている。慶賀すべきではある。しかし本当にそうか。
 四大の受験生はなぜ本学を希望するかという面接の問いに、多く「オープン履修」を挙げる。大方の高校生は大学の単位の取り方になじんでいないから、この回答は多分に進学上の指導の結果だろうが、「オープン履修」とは必修以外は、ばらばらに何を履修しても卒業単位になるという、いわば履修上での自由性である。自由は良いのだが、自由は恐ろしい。
 大学は一般教養科目もあるけれど、土台は専門分野を勉強するところだ。このところは変わらない。短大の場合は生活学科(家政学科と言っていた頃はなおさら)?国文学科?英文学科と専門分野も狭いがはっきりしていた。だから学生も自分の勉強したいことをしっかり持って入ってきた。ところが「人文学部」は何を勉強するところか名前からは判らない。「人間健康学部」も同じだ。選ぶ方も漠然と選んだのだろう。漠然と選んだ学生には先程の「オープン履修」はよく似合う。
 こういう大きくなっただけで中身の薄い実態は本学だけではない。どこの大学も同じだ。大学だけでなく、平成の町村大合併も同じだ。今ニュースで市町村名を聞いてもどこにあるのか判らない場合があるし、地理も歴史も文化も無視して名付けた広大な市域では、町村時代にあった住民へのサービスが減ったという。それへの不満が今夏の参議院選挙での与党の大敗の原因の一つだと言われている。
 大きいのがいいわけではない。しかし時代の流れに逆らうのは難しい。難しいけれど、こういうふうに大学の質まで変わってくると、時流に流されっぱなしでいかにも哲学に欠けていたと、大学教育に携わったものとして忸怩たる思いがある。
 現実を生き延びることと本質を追求することとは、今の日本人全体に問われていることのように思われる。
新学科紹介

2008年4月、人文学部「発達教育学科」を設置認可申請中です。(2007年9月現在)

人事消息(敬省略)
退職(平成19年3月)
井上 寿彦人文学部教授
林 紗弥香学務課
髙木 真美子人間健康学部教務助手
梅村 柾代保健室助手
追悼 短大名誉教授 長谷川知一 先生
7月7日(土)ご逝去(享年91歳)
※長谷川知一先生は、昭和39年の短大開設から平成元年3月末までの在任中、教務学生部長、教養教職科長、就職部長など要職を歴任されました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。

5回生 家政科 加藤三記子
 私が長谷川先生に教えていただいたのは、40年近く前になります。先生には教養科目の経済学を教えていただきました。当時は東海学園もそれほど学生も多くないので、専門科目以外の教養科目の先生でしたが、廊下などでも気さくにお声をかけていただいた事もたびたびありました。卒業してからは、趣味の茶道や生け花の関係で、先生のお宅に伺うことも有り、学生時代同様歓迎してくださいました。
 5年ほど主人の転勤で船橋市に住んでいましたので、先生はどうなさっているのかと思っていましたが、思いがけず亡くなられたとのお知らせをいただき、お通夜に伺わせていただきました。ご遺族の希望で、お酒と煙草と賑やかな事の好きな先生を明るく賑やかに送ってくださいとのことで、とても和やかな、お通夜でした。
 明るい先生が極楽浄土でも、故人の先生方とお酒を楽しく酌み交わしていらっしゃることと思い、ご冥福をお祈りいたします。
個人情報の取り扱い?お問合わせについて

◆個人情報の取り扱いについて
校友会では、収集した会員の個人情報は、名簿の作成?発行や会報発送時の宛先出力など同窓会活 動の付帯業務に使用することを目的としており、それ以外には利用しません。

◆校友会へのお問い合わせ
校友会へのお問い合わせ、住所変更等、校友会に連絡がありましたら、 東海学園大学内の事務局には事務員が常駐しておりませんので、お電話ではなく、メールあるいは葉書にてお問い合わせください。

送付先:〒468-8514 名古屋市天白区中平2-901
               東海学園大学内 校友会事務局
メールアドレス:koyukai@tokaigakuen-u.ac.jp